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大人にならない子どもの事情

今日は、『ピーターパンの日』だそうです。
ある夜、永遠に大人にならない少年ピーターパンに連れられて、
普通の人間の子どもである少女ウェンディと弟たちが、
ネバーランドで海賊フック船長と戦ったりしながら大冒険を繰り広げるものです。

なぜ12月27日が『ピーターパンの日』かというと、
1904年にイギリスの劇作家ジェームス・バリーの童話劇として、
ロンドンで初演されたことに由来するそうです。

もう一世紀も前に誕生したピーターパンですが、
1904年冬に「ピーターパン 大人になりたがらない少年」という児童劇が大ヒットしました。
それから20年以上経った1928年に、
ピーターパンの最終版「ピーターパン」が出版され、
現在でもなお、童話やミュージカル、映画になっています。

ピーターパンといえば、ウォルトディズニーの映画や、
日本でも28年間公演が続いているブロードウェイ版のミュージカルが有名ですね。
最近では、2004年にジェームス・バリーがピーターパンのモデルになった少年と出会い、
その物語を完成させるまでを描いた実話を基にした映画が公開されたり、
2008年12月からは、脇役であった妖精「ティンカーベル」を主役にした
ディズニーの長編アニメーション映画が公開されています。

しかし、驚いたことに原作者が死亡しているのに公式の続編である
「ピーターパン・イン・スカーレット」が2006年に出版されています。
ピーターパン・イン・スカーレット

これはどういうことかというと、イギリスの著作権・意匠及び特許法では、
著作権の保護期間は著作者の死後50年間
ということになっていたのですが(後に70年に法律が変更)、
イギリス政府はジェームス・バリーの原作による演劇「ピーターパン」
もしくはその著作物の提供に対しその使用料の請求権を、
著作権が1987年12月31日に消滅したか如何に関わらず、
ロンドン市グレート・オーモンド街の小児病院の為に寄付する効力を持たせました。
つまり、「ピーターパン」と名の付く作品に対しては、
報酬請求権がイギリス国内においては永続するということなのですが、
2007年12月31日には世界的な保護期間が満了してしまうこともあって、

オーモンド大路小児病院財団が、2004年から「ピーターパン生誕100周年記念事業」
として正規の続編執筆者を公募し続編が出版されました。

続編の作者は英国の女性人気児童文学作家ジェラルディン・マコーリアンさん。
一切の権利を財団に譲渡することを条件として、
印税は小児病院とマコーリアンが折半し、
その出版総数は、何百万部なのか検討も付かないような数字です。

子どもたちのために使用される印税は素晴らしいですが、
イギリスの「ピーターパン」への力の入れようもすごいですね。
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